香港に赴任が決まって学校について悩んでいる人、
現在お子さんが香港の日系幼稚園に行っているけれど、
小学校はインターにしようかと悩んでおられる人、
現在 日本人学校に通っているお子さんが、インター校へ行きたいと言い出して
慌てている人
日本人学校卒業後、現地のインター校への編入を考えている人

そんなみなさんへ

1994年9月にDelia School of Canadaに入学した娘が、
2006年6月29日にWest Island Schoolを卒業しました。

当時6歳になったばかりの娘は、さまざまな問題にぶつかり、もともと彼女がもっていた性格などともあわせまして、インターナショナルスクールに入れたことが本当に良かったのかどうか何度も悩みました。
周りには 同じようにインター校に入って、すいすいとその中を泳いでいく日本人の子供達も多く、それに比べてうちの娘は本当にどの壁にもすべてぶち当たっているようで本当に大変だったのです。

それでも、Delia SchoolからKennedy Schoolへ無事転校することができ、その後West Island Schoolへ進むことができました。
小学校での教育は、今となればそれほど重要ではないように感じます。
Native率が高いことで 自然な英語が身に着くのではと言う理由と、海を目の前にしたすばらしい環境を考えてESFへ転校させましたが、
勉強量や、その教え方、日々の宿題の量、学ばせるMotivationなどをとっても、決してKennedyが良かったとは言い切れませんでした。デリアにはデリアなりの良い点がいっぱいあると、転校したものでしかわからない点も見出すことができました。ですから、今デリアの小学校にいてESFへの転校を考えている人は、無理やり学校を変える必要はないかもしれません。
英語と基礎学力をここでしっかり磨いて、もし可能であればESFへP4以降に転校すればいいと思います。

しかし、セカンダリースクールのことを考えると、やっぱりESFのほうが優れていると思います。
WISへ入って、最初の頃はよく勉強していましたし、成績も毎年よくなっていたので安心していました。
しかし、ここでもまたストレスという大きな壁にぶちあたり、GCSEの学年ではそのストレスがかなりひどい状況でした。ネットゲームにはまったりもして本当に心配な時期でもありました。
これは今から考えると、娘の甘えだったとはっきり言えます。
勉強しなければならない状況にいるけれど、それをやりたくない自分がいて、その葛藤に苦しんでいたのです。最近中学生や高校生のうつ病や軽い心身症の話をよく聞きますが、本当に心をコントロールをするのが難しい時期なのだと思いました。

悩みながらGCSEも終わり、ホッとしたのもつかの間、英国の教育システムはその後2年間、同じようにフルパワーで学ばなければならない時期が続くのでした。この時期もなかなかしんどかったです。
ああだこうだと言いながら迎えた最終学年もあっという間に過ぎ、こうして卒業に至ったわけですが、Aレベルの結果は8月にならなければわからず、こういうシステムも気持ち悪いなとつくづく思います。

成績を気にすることなく学べる環境であればもっといいのかもしれません。
そうなれば学ばなくなるのかもしれませんが…

娘が最終学年で選択した Biology, Psychology, Design Graphic この3教科
彼女はなかなか楽しんでいたようです。これから大学に進みますが、そこで学ぶのに匹敵するぐらい高度な内容を学べます。例えば バイオロジー(生物)ですが、日本から送られてきた日本の高校で使う生物の教科書の内容と比べても、はっきり言って比べ物にならないぐらい内容が濃く深いです。たぶん日本では大学に進んでから学ぶ内容なのでしょう。サイコロジー(心理学)は日本の高校生は学びませんね。
この教科も奥深く、カリキュラムの中にも選択になっているものもあり、彼女は統合失調症=Schizophreniaを選択したそうです。日本の高校生も興味深いカリキュラムを用意したら、もっと学ぶことに真剣になるかもしれませんね。
グラフィックでは、今すぐ社会に出てデザイン事務所や、物作りをやっている会社(おもちゃやプラスチック成型の仕事がいいかな?)につとめても、とにかくすぐに役立つようなことをたくさん習っています。
この教科を通して、Corel Draw, Photoshop, Illustlatorなどのソフトにも日常的に触れてきたため、コンピューターソフトの扱いにもかなり慣れています。
こうして考えると、ESFのセカンダリーは設備も整っており、学べる環境がきちんと作られていると感じました。その分、学ぶのは自分自身であって、先生が助けるのではないという感じが強いので、自分で学べない子は落ちこぼれていく可能性もあります。ですが、娘の周りにいる子を見ていても、みな頭がよく、かなりできる子が多かったです。親たちも子供を助けることに出し惜しみしておらず、かなり協力的に見えました。

学費は高いけれど、それなりの物を生徒に与えていると思いました。

今まで インターナショナルスクールの様子を書き綴ってきましたが、ようやく終点につきました。
はじめたときは、卒業するまで続けられるかどうかわかりませんでした。
実際、途中で帰国するかもという時期もありましたし、波風はあちこちでたっていましたからね。
いろいろありましたが、私達夫婦にとって、彼女を6歳から17歳までインター校に行かせ続けたことは、本当に大変で、決してひだりうちわでインター校に入れていたのではありませんでした。
でも、頑張ればなんとかなるんだなと、今までの12年間を振り返って思うのです。
大変だったけど、やっぱりインターナショナルスクールへ行かせて良かったなと今では強く思いますね。
本当に学ぶ環境を与えてくれる場所として、みなさんにおすすめできます。

追記 (2013年2月更新)
2013年現在 事情あって、我が家では娘の大学の学費を払うことができなくなり、数年前に一旦娘は学業の途中で香港に戻ってきました。
日本人の奥様やお子さんに英語を教えながら改めて日本の大学に進学することを目標にたて、センター試験に向けて勉強をはじめましたが、結局国公立は日本で一度も教育を受けたことがなかった娘にとってはハードルが高すぎて受験に失敗、しかし滑り止めに受けた関西の私大にうまくひっかかり、今は大学に通っております。いずれ香港に戻ることを考えて選んだ学部にうまく入れたので本人は満足しているようです。学費はすべてアルバイトで稼ぎ、なんとか遅い大学生活を楽しんでいるようです。
これで、彼女が悩んでいた日本人としてのアイデンティティーも日本で教育を受けるということで解消したようですし、海外で育った自分はただの日本人じゃないということも思いっきり感じているようで、今のところ快適に過ごしているようです。

ESF関係の情報はGCSE時代のもので、現在IBの情報はわかりません。
このサイトに書いてあることは、すべてかなり古いとは思いますが、基本的な教育方針はあまり変わっていないと思いますので、
学校生活に関してはこんなものだと思っていただければと思います。

これを読んでもまだなんだかわからないという方は、
掲示板の方でいつでも質問承っております。

Junpei

 

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