涙の1年生

9月1日から学校が始まりました。学校の名前はDelia School of Canadaといいます。 この学校は英語を母国語としない子供を積極的に受け入れてくれる、香港では数少ない学校です。 それが原因かどうかはわかりませんが、英語圏からの子供は少なく、ほとんどがアジア系か英語以外の言語を話す国の子供が多いようです。 娘のクラスは1Bで日本人の子供が6人くらいいましたので彼女もほっとしていました。しかし笑っていられるのもあっという間で悪夢の日々がやってきたのでした。

娘はもちろん英語がまったく話せませんでした。 クラスメートのうち何人かは英語が話せなかったのですが、それでも幼稚園から香港に住んでいてインターナショナル系の幼稚園に行っていた子供が多かったのです。 だから娘はクラス内で一番英語になじんでいなかったのかもしれません。 それプラス、同じ学年の日本人のお子さんたちはほとんどが関東のほうから来られていて標準語に近い言葉を話します。それとは反対に娘はべたべたの大阪弁しか話せませんでしたので、英語だけではなく日本語でもいろいろ問題があったのです。それが原因かどうかはわからないのですが、担任の先生からある日呼び出しをうけたのです。

先生の話しではクラスの中で娘だけが先生の言っていることを聞かず、自分勝手なことをしているというのです。いろいろ話しを聞いて行くと、日本語クラスの中でもときおり奇声を上げたりしているというのです。日本の幼稚園では何も問題のなかった子供だったのですごくショックでした。最初日本人幼稚園に行きたいと言っていたのを、いろんな文化にふれられるからとか、英語を話せるようになるとかの理由でこの学校を選んだことを少し後悔したりもしました。 うちは主人の会社との事情もあったため日本人学校へは行けなかったのも理由ですが、こんなに精神的にまいってしまうとは考えもしませんでした。

いろいろな人に相談しましたが、何の解決法にもならず毎晩ベッドで泣きはらすという日々が続きました。しかしあれは11月の始めだったと思いますが、遠足があってその翌日からその先生が学校へ来なくなったのです。最初は病気でお休みだとみんな思っていたのですが、何日たっても先生が学校へくることはありませんでした。そのうち後任の先生が来られて娘は日に日に明るくなっていきました。 念のため後任の先生とも話しましたが、特に問題はないとのことでした。それでも納得いかないので校長先生にも手紙を書きましたが答えはやっぱり同じでした。それからずいぶん経ったある日、娘がやっと話してくれました。「日記のようなものを書いたのだけど、それを見た先生が怒ってびりびりに破いたの。」と言う事でした。それが原因で彼女は先生に心を閉ざしてしまったようでした。でも先生が言ったほどひどい状態でもなかったようですし、後でわかったのですが、他にもちょっとした問題のある子供が何人かいて先生はいらいらしておられたようです。その子たちのお母さん方もやっぱり何度も呼び出されていたらしいのですが、その人たちは先生を相手にしてなかったらしいです。結局子供よりも先生の方が心を病んでおられたのかもしれません。結果的には一人っ子で甘えん坊だった娘がこの事件をきっかけにとても成長したということです。その1年間を1日も休むことなく行きとおしました。そんな娘がとても頼もしく見えました。

                                                                                                

ESL CLASS

Delia Schoolは英語を母国語としない子供が多いためESL(English As A Second Language)という特別クラスが用意されていました。 1学年に1つのクラスがあって、1日何時間かレギュラークラスをぬけて英語を習うことができます。 ゲーム、絵本の読み聞かせ、歌などいろいろな方法で少しずつ英語を学んでいくのです。 先生は若いカナダ人の女性で子供たちはこの先生が大好きでした。娘が1年間元気に学校へ通えたのも彼女がいてくれたからかも知れません。 ESLクラスの先生とクラス担任が話しあって、いつ子供がレギュラークラスへ戻れるかを決めます。 まわりの日本人の子供たちがESLを卒業していくのをあせりの気持ちで見ていたことがあります。でも今考えればあの時の3ヶ月、半年のちがいなどたいした問題ではありませんでした。 それよりもベーシックな力をきっちりとつけておくことが後々大切なことなのです。 ESLでやっていたことは児童英語教育に興味のある私にとって生きた教材となりました。

 

母国語教育

カナダの教育方針の一つに母国語教育というものがあります。 カナダというのは移民で成り立っている国なので母国語を重んじた教育が成されています。 Delia School もオンタリオ式の教育なのでもちろんこのカリキュラムが取り入れられています。

Delia Schoolでは中国語、日本語、フランス語、韓国語の四つのクラスが用意されています。それぞれ自分の国の言葉を習うのですが、 4つ以外の国籍の子供はだいたいフランス語をとるのが決まりでした。 しかしこれも強制ではなくあくまでも自分で選択できるので、学年がすすめばフレキシブルに好きな言語を選択する生徒が増えるようです。娘の友達の香港人はお友達がほとんど日本人だったので日本語に興味を示して日本語クラスで学んでいました。 お母さんがフィリピン人でお父さんが日本人の男の子も日本語クラスで初めて父親の母国語を学ぶことができてとても嬉しそうでした。

母国語のレッスンは毎日あるので英語の学校へ行っていても日本語を忘れずにすむし、日本の教科書を使っての授業でしたのでうまくいけば漢字などもきっちり習えるありがたいクラスでした。でも3年生の頃から漢字の量も増えて画数も多くなってきたのでうちの娘はとたんに漢字への興味がなくなってしまいました。先生がいくら教えてくれても家で練習しないのでテストもひどい状態でした。それが原因で日本語クラスの先生によくしかられていました(笑)。

香港にはいろいろインター系の学校はありますが、母国語教育に力を入れているのはこの学校だけなので、2〜3年で帰国だけれどインター校へ子供を行かせたいと思っておられる方にはおすすめの学校です。

 

FREE DRESS DAY

毎月最後の金曜日はフリードレスデイです。

この日だけは制服を着て行かなくて良いのでみんなおしゃれしていきます。

たまにフリードレスデイの募金などがあって、5ドル持って行かないとフリードレスをしていけなかったりもします。ころっと忘れて制服で行っても家が近かったので途中で服を持って行って着替えさせたりもしました。日本の学校もたまにはこんな日があっても良いのではないかしら?

インターナショナルスクールはこんな感じでいろいろイベントがいっぱいあります。いろいろありましたが1年はあっという間に終わりました。いよいよ2年生です。

 

 

GRADE 2

ロマネット先生、この方の名前はこれからもずっと忘れることはないでしょう。 娘が今までに出会った先生の中で一番素晴らしい先生だからです。 彼女は愛情でクラス中をつつみこむようなそんな先生でした。 優しいだけでなくきびしい面もきっちりと持っておられる方なので、躾もちゃんとしていただけました。 学校が終わると生徒は並んで一人一人廊下に出て行くのですが、その時ロマネット先生は子供を一人ずつ抱きしめておられました。 子供ってこういうスキンシップがとても大事なんだと思いました。

ロマネット先生のご主人も同じ学校の先生をしておられてとても優しいかんじのご主人です。 その後先生は香港で出産も経験されました。 もちろん子育てのために学校も辞められました。 しかしこの狭くて空気の悪い香港では子育てするのに良い環境ではないと言われて、出産後まもなくカナダへ帰ってしまわれました。 

今でも先生とはハガキを交換したりしていますが、この夏カナダへ旅行したときにナイアガラのホテルから先生に電話をかけて、私と娘は時間がたつのも忘れて先生とおしゃべりを楽しみました。 私たちが電話をかけたちょうどその朝に先生は私宛のハガキをポストに投函したばかりだったので、"THAT'S AMAZING!!"と二人でびっくりしていました。 

GRADE 1とは違って素晴らしい先生に出会えたGRADE 2でした。

 

INTERNATIONAL DAY

だいたいインターナショナルスクールではどこでもこういう日があります。 この日にはみんな自分の国の民族衣装を着て学校へ行くのです。 そして自分たちの国の文化などをお互い教えあったりします。 例えば子供の遊びなどを紹介しあったり、家で生活習慣の違いなどを話し合ったりするそうです。 他にも各国の料理などを母親が作って行ってみんなで食べたりもするようです。 

この日のために日本から浴衣を持って来たり、はっぴを実家の父に送ってもらったりしていました。 学校では韓国人の女の子たちが目の覚めるようなきれいな色のチマチョゴリを着て蝶のように走り回っていたり、インド人の子供たちが美しい柄のサリー調のドレスを着ています。 中国人の女の子はもちろんチャイナドレスかカンフースーツみたいなものを着てきます。 日本人は女の子が浴衣、男の子がはっぴにはちまきという格好が多いです。

こういうイベントでお互いの文化を理解しあうというのはこれから生きていくのには大切なことだと思います。

 

BEACHへ

2年生では海について長い時間をさいて習いました。 教室には先生が世界中の水族館から集めたポスターやパンフレットなどをはってくれました。 私もテレビで海の生き物の特集を放送していたとき録画しておいて学校へ持って行かせました。 そういう協力は本当に喜ばれます。

海についての学習のしめくくりとして2年生の遠足は香港島の南側にある静かなビーチへ出かけました。私もヘルパーとして引率していくことになり一緒にビーチへ行きました。 ただビーチで遊ぶだけで泳ぐことはできませんでした。 でもみんな波打ち際でエキサイトして遊んでいるうちにずぶぬれになってキャーキャー騒いでいました。 その中でも人一倍エキサイトしていたのが何を隠そううちの娘でした。 もう恥ずかしいくらい騒いでいて頭から全部ずぶぬれになってしまいました。 でもとっても楽しい思いでとなりましたよ。

 

GRADE 3

早いものであっという間に2年が過ぎて3年生になりました。 3年生もクラス担任は大好きなロマネット先生でした。勉強も少し難しくなり宿題もたくさん出るようになりました。 特に算数の宿題のページ数が多くて、時には10時ごろまでかかることもありました。

学校は相変わらず日本人が多いみたいでしたが、転勤や帰国なども激しいため仲良くなってもすぐにお別れというようなこともあります。 日本人だけでなく他の国の子供たちも短くて1年長くても3年くらいで帰国してしまいます。 私たちは主人の都合でずっと香港にいる予定なのでいつでも見送るばかりです。寂しいですがしかたありません。

ちょうどGrade3になる少し前に引越しをしたため9月からはバス通学することになりました。 スクールバスはマイクロバスのようなもので子供が10人ちょっと乗ればいっぱいになるような小さなバスでした。 朝私たちの住んでいるところを出発してサウスサイドのあちらこちらで子供をひろって、山道を越えて学校へ行っていたのでだいたい50分ぐらいはかかっていたようです。 8歳の娘でも往復のバス通学でクタクタになってしまうのに、中には幼稚園の子供さんもおられたので大変だったようです。 でもこのバスの中でいろんな国の子供と話すのは娘にとって刺激になったようで、この時期に英語力が結構伸びました。

Halloween

DELIA SCHOOLでは毎年10月の終わりにHALLOWEENのお祭りがあります。 みんなこの日は仮装して学校へ行きます。 娘は1年生のときには魔女、2年生では忍者、そして3年生ではバンパイアをしました。 その都度コスチュームを買ったり、作ったりしなければならないので親はたいへんなのですが、 小道具作りも結構楽しかったりして親子で楽しむことができました。それに派手にやったほうがウケもいいし楽しめます。 先生もいろいろ仮装してこられます。 この日はお母さんたちが写真やビデオを撮りに学校へ集まったりしていました。 特に幼稚園の子供たちはとってもかわいかったです。

 

売店

そうそうDELIA SCHOOLには売店がありました。 ちょっとした食事もできて、飲み物、お菓子などが売られていました。 最初見たときはうそでしょと思ってしまいました。 だって休み時間にジュースを飲んだり、キャンデイーをなめたり、アイスクリームなどを食べたりできるのです。 幼稚園の子供でもお金があって自分で買える子供は買って食べていたのです。 そのためにちょっとしたお小遣いを渡すのですが、毎回というわけにはいかないのでちょっと困りました。 お金を持っていない子供が他の子供に食べ物をねだったりすることもあるので教育上好ましくないのですが昔からあるようなので誰も文句も言いませんでした。

転校

引越しした場所のエリア内にあるイギリス系の小学校がとても良さそうだったので引越ししてすぐに見学に行ってそれからまもなくして面接テストを受けたのですが、恥ずかしがりの娘はみごとに不合格(>_<)。 しかし3ヶ月後に学校から電話があって、もう一度面接を受けられるようになりました。 2回目はようやく合格! DELIA SCHOOLもとっても楽しかったのでどうするか悩んだのですが、バス通学がたいへんだったので家から近くて近所の子供たちがたくさん行っている学校のほうが良いというのもあって結局転校することになりました。 娘とはその学校のテストを受ける前から何度も話し合っていたのですが転校することに対して反対の気持ちなどはなかったみたいです。 

日本でならその地域にある学校へ通うのが当たり前なのですが、香港ではバス通学が当たり前です。でも小さい間は地域に密着した学校へ行くのが良いと思っているので香港のシステムはあまり良いとは思えません。

こうして旧正月のホリデイが終わってからイギリス系の小学校へ通うことになりました。

 

KENNEDY SCHOOLで

 

新しく通い始めた学校はKENNEDY SCHOOLという学校で、ESF (ENGLISH SCHOOL FOUNDATION) の一つです。ESFというのはもともとイギリスの植民地だった香港で暮らすイギリス人子弟が通う学校でした。香港内にはESFに属する学校が何校かありますがKENNEDY SCHOOLもそうのうちの一つです。カリキュラムはKEY STAGEというイギリス式のもので行われます。 昔はイギリス人も多かったのですが、返還後の今ではその数も減り、その反対にアジア系の生徒が増えつつあるので学校自体もインターナショナルスクールっぽくなりつつあるようです。それでもESF系の学校に入るのには授業についていけるだけの英語力が必要なので面接テストが行われているのです。

DELIA SCHOOLでは3年生でしたが、イギリス式だと4年生になります。彼女のクラスは4Rでした。 この学校は6年間通してクラス替えがなく先生だけがかわります。そのせいかクラスメイトは家族のようにお互いをよく知っていて、4年生の途中で転校してきた娘はなかなかクラスになじむことができませんでした。前の学校では日本人が多かったのですが今度はクラスに娘をあわせて二人しか日本人がいませんでした。そして日本人どうしでもめったに日本語を話さないそうです。勉強はDELIAにくらべてとても易しく、宿題も少ししかないので娘は大喜びでした。そして何より学校の目の前に大きな公式競技場、グランド、プールがあるので体育の時間が楽しいみたいでした。水泳の時間も年に何回かあるのでそれだけでも転校したかいがあったようです。前の学校は住宅地の真中にあってとてもにぎやかな所でしたが、この学校は目の前に海が広がる環境のとても素晴らしいところにあります。それも転校させたいと思った理由です。香港のように空気の汚いところでこんな良い環境で勉強できるのは本当に幸せなことだと思いました。

イギリスの学校は教科書がありません。そして1年を5つにわけて5つのトピックがありそのトピックについて勉強していくのです。先生が前もって作成した学習要綱にそって資料、ワークシートなどが用意されていて、それを子供たちが各自で一つのファイルに仕上げていくというのがおおまかな勉強方法です。

算数は日本でいう問題集のようなものがあってそれを使って勉強します。でもクラスが能力別に4つに分けられて、そのグループで勉強していきます。だからできる子供はどんどんその問題集のようなものをやっていって良いのです。新しいことにぶつかったときは先生にきいて教えてもらいます。できる子とできない子がはっきりとわかれてしまうので日本でだったら問題になるようなやり方ですね。

KENNEDY SCHOOLでは希望したお母さんたちが特別な講義、レッスンを受けてアシスタント先生になるシステムがあります。実際訓練をつんだ母親たちが各クラスに一人ずつ配備されていて先生を手伝って子供を教えたりしています。資格のない母親でも体育の時間に手伝ったり、図書室のヘルパー、教室内の雑用などでどんどんボランテイア活動ができるようになっています。そのため学校内の問題も少ないし、いじめなどもあまり起きないようです。と言ってもこちらのいじめは日本のものに比べればたいした事はありません。私はこのシステムはこれからの日本の学校にも必要だと思います。これをとりいれることによって、いじめや学級崩壊などが少しずつなくなるような気がします。

 

 

ASSEMBLY

KENNEDY SCHOOLではASSEMBLYという行事が年に何度もあります。日本でいう学芸会みたいなものでしょうか?各学年が年に1度お芝居やミュージカルを披露します。その時は全校生徒の前で発表したり、両親も招待されて見ることができます。だいたいその年に習うトピックに関連したテーマになるのですが、音楽の先生が歌、演奏などを担当されていてとてもクリエイテイブなものが作られます。その時は特別な衣装などを親が用意しなければなりません。だいたいが手作りですむのですが、時にはとてもクラシカルな衣装を要求されるのでテーラーメードで作られる人も多いようです。

4年生の時は虫歯の話しで娘はにんじんでした。5年生の時は宇宙人に扮するため黄緑の蛍光色の服が必要で香港中走りまくってさがしました。上の写真ですが特別なかつらも欲しいというのでPARTY GOODSの店で高いのに買いました。6年生ではロビンフッドとターザンをミックスしたおおがかりなミュージカルでした。このときは笛をふく静かな役でしたので私の花柄のワンピースで間に合ったので助かりました。でも帽子は娘の手作りでとってもすてきなものができあがりました。

白人のお母さんたちは子供のころからなれているらしく、みんなすごい衣装と化粧でステージに出てきます。最後のミュージカルはすごいかっこいいショーになりました。とても小学生の出し物とは思われないくらい本格的なものです。メインダンスを踊る女の子たちはダンススタジオのプロの先生の指導のもとに練習したそうで、本番ではプロ顔負けのステップを踏んでいました。音楽の演奏はいつも音楽の先生とそのアシスタントがキーボードで演奏するのですがプロらしく素晴らしい演奏です。

ASSEMBLYは子供の持つ限りない能力やエネルギーをおもいっきり引き出すことのできる素晴らしい機会です。

クリスマスコンサート

こちらは学校全体が一丸となってひとつのショーを作り上げます。だいたいクリスマスに関係のあるお話と歌でできたショーなのですが、こちらもやはり衣装がとても派手です。上の写真のコックの帽子は私が白いハンカチを四枚縫い合わせて徹夜で作りました。

だいたい夜の7時ぐらいから始まるのですがいろいろな衣装の子供たちが一つの形を作って歌をうたいます。700人以上の子供たちをここまで完璧にまとめることができる音楽の先生って素晴らしいと思います。

 

クリスマスナイトマーケット&ガレージセール

一年に2度学校のガレージセールが行われます。春のセールとクリスマスセールです。これは学校への募金を主体にしたフェアなので、出店したい人はいくらかの参加費を払わなければなりません。たとえば子供用のストールは50ドルぐらいで子供が自分のおもちゃや本を売ります。私たちも家にある不用な物をいっぱいならべて売ることもできます。普通のお店は500ドル払って普通より大きめのストールをもらいます。私と主人は貿易会社をやっていますので年に2回サンプルを安価で売り出します。そのまま売ってはおもしろくないのでゲームにしたり、くじ引きにしたりして趣向をこらします。だからだいたいもうかりません。学校への寄付のつもりです。

娘は家庭教師の先生にもらったアメリカのコミック誌(バッドマンなどの)とペーパーバッグをいっぱい並べて売ったこともありますがその時はさっぱり売れませんでした。西洋人たちは日本人みたいにお金の感覚が甘くないので大人も子供もあちこちのお店を行ったり来たりして本当に必要なものだけを、しっかり値段交渉して買って行きます。安いからといって何でも買ってしまう日本人とはまったく違います。売っているほうとしては甘いくらいのほうがいいんですがね。今年ももうすぐセールがあるのですが出店するかどうかで悩んでいます。今年はかわいいチープアクセサリーを売りたいと考えています。

クリスマスセールの時にはインターナショナルフードフェアも行われます。各国のお母さん、お父さんたちが協力してエスニック料理を売ります。日本人のグループはお好み焼き、ヤキソバ、おにぎり、お寿司などを売りました。他の国の食べ物を食べ歩くのもとても楽しいですよ。

韓国焼肉、中華料理、フィリピン料理、インドカレー、ハンバーガー、ホットドッグ、そしておいしいケーキやクッキーなどのデザート類もいろいろあります。以前はおいしいチーズとフランスパンのお店も出ていて、それとワインを合わせてとてもおいしくいただきました。ビールなどのアルコール類が充実しているのが嬉しいですね。

CAMP!

5年生、6年生にはキャンプがあります。キャンプと言ってもバンガローやホテルを利用するのでキャンプとよべないかもしれませんが、日本でいう臨海学校のようなものです。だいたい四泊五日ぐらいで出かけていきますが、香港はそんなに広くないのでいく場所も限られてきます。うちの学校はだいたい離島へ出かけるようです。

4年生では長州島、5年生ではランタオ島(空港のある島)へいきました。島の地形などを勉強したり、昔からある古い村などの中を実際に歩いて見学したりします。最初のキャンプの時はまだ9歳だったので四泊もさせるのが心配でしたが子供は結構大丈夫なようでした。もちろん水泳などもあるし結構楽しいようです。びっくりしたのは食事にマクドナルドに出かけたりしたこともありました。そしてホテルの食事の時にはちゃんと正装してテーブルマナーも教えてもらえます。去年のキャンプの時にはホテルの食事でおなかをこわしてしまい帰ってきてから5日間寝込みました。