Year10,11はGCSE年です。娘の場合、GCSEに向けて必修科目が5つ、選択科目が4つの、あわせて5科目がGCSE科目となります。Year10はこの9科目+PE、ライフスキル、ラーニングサポートの授業があります。ところでGCSEとはGeneral Certificate of Secondary Educationのことでイギリスでは15歳か16歳でこのテストを受けます。詳しくはこちらをご覧になってください。

GCSEの結果も出ましてほっとしています。結果は満足いくもの、もうちょっと頑張れば良かったと思えるものいろいろでしたが、ここまで香港で教育を受けさせることができて良かったというのが今の感想です。いろいろあったので…(2004・8.29)

 

まずは娘がGCSEにとっている教科について書きましょう。

必修科目

Math
Physics
Chemistry
Biology
English (English & English Literature)

選択科目

Art
Design Technology (GraphicProducts)
History
IGCSE (English for non-native speaker)

上の教科プラス、GCSEとは関係なく受ける授業もあります。例えばPE(体育)やLife Skill(ホームルームのようなもの)、LearningSupport(娘はEALをとっています)

日本の中学とどのように違うか参考になるかもしれませんので、TimeTableを紹介します。これは選択科目によって各自違うので、ここに紹介するものは娘だけの時間割ということになります。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
Mon ESL
IGCSE
SCIENCE


LIFE
SKILL



ENGLISH


EAL


Tue HISTORY


ART


KEY
SKILLS


ESL
IGCSE


MATH


Wed ENGLISH DESIGN GRAPHICS MATH


SCIENCE SCIENCE
Thu

P.E.

ENGLISH
MATH
HISTORY
ART


Fri EAL MATH SCIENCE DESIGN GRAPHIC SCIENCE

1セッションは35分ですのでどの教科もだいたい2セッション(70分)が普通です。

セッション4とセッション5の間にブレイク、セッション7とセッション8の間に1時間のランチタイムが入ります。



今日で1週間が過ぎたわけですが、最初の週でしたがさっそくかなりの量の宿題が出たようです。
最初の1週間を振り返ってみます。娘に聞いたことしかわかりませんのでご了承ください。

Design Graphic
この科目は広告などのデザインをテーマにしてグラフィックを学んでいくようです。宿題は何か物を選び、それをスケッチしていくというものでした。平面、側面などさまざまなアングルからどのように見えるかを詳しく描き止めていくという宿題です。彼女の話では物の絵をスケッチしてスキャナーで取り込んでDTPのソフトなどでかきくわえていっても良いようで、さっそく手を加えていました。

10月13日:今取り組んでいるワークは「ゲーム機」を売るための広告を作るということです。娘はX−Boxを選んでいます。人によって選ぶものは違うのですが、いかに簡単にセールスポイントを人にわかってもらうのかが大切だそうです。娘の作品を見ているとまだまだだなあと感じますが、じょじょにいろんなことが身につくのでしょうか?

先日行われた「オープンスクール」ではデザイングラフィックのクラスでデモをしていたそうです。

そのときの様子

12月28日:デザイングラフィックは一人一人テーマを決めてポスター、外箱、宣伝文句、セールスポイントなどを独自で作り上げていきます。娘が選んだものは「X BOX」です。「X BOX]の色である蛍光色をポイントにして各ページが仕上げられていきます。既に外箱のデザインも終えて実際に箱を作っているようです。先生の評価はそれほど悪くはありませんでしたが、もっと訴えたい言葉や絵を考え直して説得力のあるものを作っていかなくてはいけないようです。適当ではなくプロっぽいスタンダードで教えてもらっているようです。GCSE本番でのターゲットはAなのでもう少し頑張らなくてはなりません。

3月21日:コースワークでできるだけハイポイントをとるために、いろんなワークに挑戦中ですが、XBOXのワークも終わって、今はCD PLAYERを自分でデザインして作り上げていくというワークにとりくんでいます。例えば、どのようなマテリアルが使われているのか?どうしてそのマテリアルが選ばれたのか、などを調べてワークにしていきます。今はCDの形を自分でデザインして、それを3Dの絵にしていくというのをやっています。ProDeskTopというコンピュータソフトを使ってやるのですが、まずはそのソフトを使いこなせないと前にすすめないのでクラスのみんなでそのソフトを使う練習をしているようです。デザイン系のコンピューターソフトになれている娘にはとても楽しい授業のようです。この前の三者懇談での話では、この教科が一番複雑怪奇で難しく感じました。たとえばCDケースを作る、CDジャケットのデザインなどをやるとします。するとその作り方などもすべて自分で勉強する必要があります。情報収集力が問われます。もちろん処理して利用する力も。今の娘はこのへんがまだまだ浅いので、もっと深くやっていかないといけないそうです。

ART
アートも同じような感じで、野菜やフルーツを観察してリアルな絵を描く練習をしています。

10月13日:アートは先生によってクラスの進め方がずいぶん違うようです。他クラスではコースワークも始まり大変いそがしくなってきたようです。娘のクラスは相変らずのんびりしているようです。先生が絵のテーマ、手法、使用する画材を生徒に伝えて、生徒達はそれらを使ってのびのびと作品作りに取り組みます。アートの時間は好きな音楽を聴きながらやっても良いので、好きなCDを持っていって聞いているようです。そして先生は各自の作品を見ながら、「ここをこうしたほうがこうなるよ」というアドバイスをつけてくれます。

11月3日:相変らずアートの時間はゆっくりしているみたいですが、最近ちょっと動きがありました。GCSEの作品は長い時間をかけて作っていくのですが、その中には写真をそのまま使ったり、もとにしたものを加工して作ったりすることもあるようです。なのでうちでは娘がいつでも使えるようにスキャナーとデジカメを用意しました。ところが、今週はなんと写真の現像の仕方も習ったというのです。つまり自分でモノクロの写真を写して、それを自分で現像して、好きな個所を写真に焼いていくみたいな作業もするらしいのです。アートの画材を置いてある物置の向こうに暗室があって、そこには写真を現像するための道具がすべてそろっているようで、こういうことをするのが大好きな娘はこの授業をとても楽しんだようです。実は私も高校のときは写真部に籍をおいていたりしましたが、ほとんどこういう技術面はさぼってばかりでやりませんでした。反省。でも祖父が歌舞伎座の写真技師をしていたので、実は写真の現像に関する知識はちょっとあるのです。家にも暗室があったしね。

12月28日:アートの時間はひたすら好きなものを描いているというような感じだそうです。人の顔のデッサンばかりする人、目だけを描く人などいろいろだそうです。先生のコメントはリサーチして得た情報やイメージをうまく作品につなげていくように頑張らないといけないようです。

3月21日:アートはいまいちどのようなことをしているのかわかりにくいのですが、スケッチブックをなくしてしまったのをきっかけに、今回生まれ変わったつもりでアートの授業、作品にも今より力をいれてきちんとやっていこうと決心したようです。今までは手を抜いていたのか?先生のコメントはいつものことなのだけど恥ずかしいぐらいほめてくれるのです。でも彼女の欠点もきちんと説明して下さって、よく見ていてくれるのだなと思いました。

3月28日:Henry's Momさんの掲示板でポートフォリオのことが話題になっていたのでさっそく娘に聞いてみました。今日はポートフォリオについて忘れないうちに書き留めておきます。

ポートフォリオ:portfolio=a set of pieces of work collected by somebody as an example of their skills, eg to show somebody who may give them a job (university)

ポートフォリオとは今までやってきた作品(ラフなデッサンでも小さい作品でも何でも)をGCSEのためにファイルしたものです。それは将来大学受験の際にも必要となります。教科によってポートフォリオを必要とされる教科、そうでない教科があるようですが、アート系の教科ではこれが重要とされています。

ポートフォリオを見ることで、その人が最初のスキルからどれだけ上達したかを見ることができますし、その人がどんなことに興味を持っているかなども一目瞭然です。必要とされる技術を学んできたかどうかもこれを見ればわかりますし、ポートフォリオのバラエティーを広げることでどれだけ多くを学んできたかを見せることができるのです。ポイントはイグザミナー(試験官)が一目でわかるように下のようなアドバイスを参考にしながらシンプルかつ魅力的に作ることが求められます。ある意味ポートフォリオの作成も評価ポイントとして大きな地位を占めるのではないでしょうか?GCSE、Aレベルではこのポートフォリオをイギリスに送られてGCSEの評価の対象となります。

アートのポートフォリオのアドバイス

1.Drawing and Painting of real thing
2.Color work done in various media
3.Charcole sketch
4.Pencil drawing
5.Design graphic work
6.Print making (版画やシルクプリントや他のプリントワーク)
7.Photograph of 3D
8.Photography


 

Math
MathはYear9の終わりに受けたテストをもとにレベル別にわかれます。娘は去年と同じSet3だそうです。教科書はかなり厚く、Higherレベルのものを使っています。宿題も結構多いようです。

3月21日:マスは毎回それほど書くことはないのだけれど、うちの娘は関数が苦手なようで、関数の宿題をやるのに夜中の2時までかかったりしています。日本なら塾に通わせたりして問題解決できるのだろうけど、あまりそういうのが一般的ではないので心配しています。私は数学が苦手なので手伝えないのでもっと困る。でも本人はまあまあMathが好きみたいで、Aレベルの選択科目の一つとして考えているみたい。不思議だ〜 先生のコメントでは苦手なエリアもあるけれど、これは努力で改善されるだろうし、何より下のクラスから上がってきたわりに現在の成績が良いので驚いておられた。まあ心配はいらないでしょう。

Science
Scienceも去年のテストをもとにレベル別に分かれています。娘はSet2ということでちょっと大変かもしれません。各科目によって教科書があります。これも宿題多し

10月13日:Scienceは数人の先生がおられて、どの先生がどの項目を教えるかが決まっています。なので一つの教科を一人の先生が教えるのではなく、数週間で違う先生に代わっていくようです。今、化学を習っている先生はラーニングサポートも担当しておられるので、どうしても教え方が丁寧というか、できるだけわかりやすい言葉を使って教えているらしいのですが、去年のScienceの先生がとてもダイナミックな言葉で授業をしていたので、とても物足りないそうです。なので引き込まれることがないと文句を言っています。

11月3日:ある日先生がいきなりGCSEの過去問題を持ってきてやらせたそうです。ところが何の準備もしていなかったみんなはほとんど正解しなかったそうです。娘も例外ではありませんでした。けれど、この過去問題をやったおかげで、現実はもっとがんばらなければいけないと実感したそうです。

12月28日:Scienceは最近Biologyも始まったみたいです。少し前にあったテストもまずまずできていたようで先生のコメントも悪くありませんでした。Scienceの時間はいろいろと実験があるみたいで、なかなかおもしろい授業内容だと思います。必ず単元の終わりにはその実験+習ったことを自分でまとめるというのがあるので、そこでどれだけ詳細なレポートを書くかというのは大切だと思います。本人はScienceは好きなので、大事だと思うことはすべてノートにとっているから大丈夫だと言っていました。どれだけ充実したノートを作るかによってGCSEの結果が変わってくるということです。

3月21日:Scienceはコースワークが始まったようだ。今回娘が簡単に説明してくれたのでここに書き記しておきます。先生の話では理解度もかなり高く、宿題のできもまずまず良いのでわりと良いコメントをいただきました。本人はバイオロジー(生物)がおもしろいらしく、Aレベルでも続けて勉強しようかと言っています。

Scienceのコースワークは
C1:実験
C2:実験の結果を記録する
C3:実験の結果を元に分析する
C4:何かテーマがあって、その結果を知るための実験を自分でプランする
この4つで構成されています。

例:"How much energy is there in some foods that you eat?"
C1&C2:実験のやり方が書いてあって、まずはそれを頭にいれて自分で実験をやっていきます。
先生はみんなの実験を見回りながら、時々個人に質問をしたりします。そしてきちんと実験の結果を記録していきます。実験器具の正しい使い方、火の扱い方など注意しなければなりません。

C3では上の結果と、最初からわかっている情報をもとに計算をしたりしながら分析していきます。最初からわかっている情報の中には間違った情報もあって、それが間違っていることに気づかないといけません。この部分は家でやります。実験を絵にして自分で実験記録ノートを作って、それに基づいて式を書いたり、コメントをたしたりしながらやっていきます。手書きではなくコンピューターで処理します。

Biology,Physics,Chemistryそれぞれコースワークがあり、その結果はLevel2, Level4, Level6とわけられています。Level6は要求されているポイントをすべてできた場合に与えられる一番高いポイントです。答えがあっていても途中でしなければならないことをしていなければポイントが低くなっていきます。慎重さが求められるというわけです。

 

 

英語関係はよくわかりませんが、EALのクラスでは上にも書いたように、書くレッスンがかなり多くなってきたようです。書けないとGCSEで点数がかせげないんでしょうね。なにしろ、Art系の教科でさえ、英語で絵について説明をしたりしなければいけないのです。すべての教科において英語は大切です。

英語の教科書は二つあります。

TWENTIETH-CENTURY SHORT STORIES (短編集のようなもの)
これはきっとGCSE用英語教材としてイギリスでは長い間使われているようです。初版が50年代でした。

TOUCHED WITH FIRE (JACK HYDES) 
こちらは詩集です。詩は日本の詩や短歌と同じでいろんなパターンがあります。それを楽しみながら習っているようです。

IGCSEの教科書ももらってきました。タイトルは
PRACTICE TESTS FOR IGCSE IN ESL (READING & WRITING)
PRACTICE TESTS FOR IGCSE IN ESL (LISTENING & SPEAKING)

11月3日: 英語の時間にも過去問題が宿題に出されました。地震に関する二つの読み物がそれぞれあって、それを読んだ後でその二つの読み物を一つにまとめていくエッセイライティングと、それぞれの地震のあった町の市長が直接会って地震について話し合うという設定で、どんな話がなされたかということを書いていく宿題の二つあったようです。はずしてはいけないポイントが設定されていて、まずどちらかの市長が話し始めるのですが、その言葉は最初から書かれています。生徒はその後を考えて書いていくわけです。その前にも同じような宿題が出されたそうですが、先生の話によればかなり英語力はImproveしているらしいです。本人も前は間違いなどには無関心で適当に書いていたけれど、最近はかなり気を使いながら書いているし、TOEFLのクラスでエッセイライティングの書き方を何度もやっているため、それも役立っているとのこと。

12月28日:英語はやっぱりどうしても克服できないでいます。相変らずグラマーミスがあるようで、これだけはNativeではないので自分で頑張って乗り越えていくしかないようです。本人がミスをしないように意識して書くことが大切なのですが、当の本人は英語の時間だけはどうしても調子が出ないこと、おもしろくないことでいやいややっているみたいなので、意識して変わろうとしなければいけないのでしょう。 

3月21日:Englishの先生によるとWritingが悪いのでもっと本を読むように言われました。なかなか超えられないWritingの問題ですが、GCSEのために頑張ってほしいです。ただGCSEのコースワークの模擬みたいなものではだいぶ頑張ったようで最初にしてはきちんとできていたようです。IGCSEの先生のお話ではやはりWritingをもっと間違いなしに仕上げる努力が必要とのことでしたが、読解力、リスニング力はまったく問題ないそうなので、このままWritingエリアを改善していけば成績はぐっと上がるはずということでした。

 

History
HistoryのテーマはModern European and World Historyですが、今始まったのはThe Emergence of Modern Chinaというもので、共産主義を中心に近代中国史をやります。最初の宿題が、「なぜコミュニストについて学ぶか?」を自分で考えてきなさいというものでした。歴史と簡単に言っても国によって学ぶフォーカスが違いますね。今の中国を知るためにははずせないテーマですよね。

追加です。学校から教科書を持ち帰ってきたので中身を紹介します。

"CHINA SINCE 1900 (LONGMAN 20TH CENTURY HISTORY SERIES)

PART ONE: PRE-COMMUNIST CHINA (ラストエンペラーの時代から国民党(蒋介石)登場の話
PART TWO: CHINA AT WAR (日本が満州を占領してそれ以降も陣地を増やしていったころ)
PART THREE: CHINA UNDER COMMUNIST RULE(中共誕生、共産主義、文化大革命)

10月13日:今は上にも書いたように中国の近代史をやっています。孫文、溥儀、蒋介石、袁世凱の功績を詳しく習っています。宿題にはこの歴史上の人物のことを自分なりに分析してエッセイにしていきます。あとはどの人物がBestLeaderなのかをエッセイにしたりします。こうしていろんなアングルから分析してエッセイを書き綴っていくことで、その時代に出てくるキーポイントや特殊な名前などを自然に覚えていくみたいです。この辺が日本のテスト前に暗記していくやり方と大きく違う点だと思います。

12月28日:Historyは大好きな教科のようです。先生もおもしろいので特に楽しみにしているみたい。ただし、この教科は自分で学んだ内容と自分の分析、考えを組み合わせてEssayを仕上げていかないといけないので、理解していても、それをEssayに仕上げていく段階で英語力の低い娘は苦労しているようです。なのでなかなかハイポイントはとれないのかもしれません。これもノートの取り方で変わるようです。

3月21日:ヒストリーのコースワークについて書きました。先生のコメントは各エッセイの成績にアップダウンがあるので、もっと安定した成績をとるようにしなさいと言われました。それ以外は特に問題ないそうですが、Writing力も問題なのでもう少し努力が必要かな?

History Course Work

最近まで中国の近代史をやっていましたが、この部分は来年ペーパーテストがあり、コースワークとしては第一次世界大戦中の女性の権利みたいなものがテーマになっていました。

現段階ではコースワーク=エッセイライティング(小論文)で、たとえば全部のエッセイ文字が1500文字と指定されています。質問は3つぐらいに分かれていて、1500文字をおのおのの質問に振り分けていかないといけません。最初にその質問の重要度について先生がアドバイスしてくれるので、重要度の低い質問はなるべく簡単にポイントをはずすことなく答えなければいけません。そして重要度の高い質問にたくさんの文字数をあてるわけです。なるべく完成度の高いエッセイにするため、今の時点で先生は生徒のドラフトを何度もチェックしてくれて、最終的にひとつのコースワークとして仕上げる(コンピューターで)ときはかなり高度な作品になっているというわけです。この作業をきちんとやっていくためには、日ごろからエッセイライティングになれることと、ポイントがどこなのかということをしっかり授業の中で把握していかないといけません。

Mock Exam 

日本の中学だと中学3年生の1年間に何度も模擬テストが繰り返されるし、塾などでもテストに追われることになるのがあたりまえですが、娘の学校ではGCSEの前に大きな模擬テストは2回しか行われません。1回目はいつあったかな?実はあまり覚えていないのですが、その時はテスト前にちょこっと勉強しただけで、実際のテストの量、難しさに度肝を抜かれたようです。

そして今回、クリスマスホリデイが明けてすぐに2度目の模試が行われました。今回は休みの間にじっくり勉強する時間があったので、前回に比べてかなり楽だったようです。

模試はだいたい1科目2時間で、一日二つぐらいのテストが行われます。

Scienceはいろいろな問題に簡単に答えていく、日本のテストのような感じのものが2時間と、何か実験のFactを読み取りながら自分の言葉でその実験の結果、そして結果から得たものを書いていくものが2時間、別々の日に行われました。ScienceはGCSE当日に行われる問題よりかなり難解だったようです。実際はもう少し簡単なのだそうです。

Mathは電卓を使ってもいい問題と使ってはいけない問題の二つに分かれており、各2時間あります。電卓無しで解いていく方がもちろん簡単で、電卓を使って解く問題は日本の証明問題のような感じで、かなりの英語力が問われます。つまり答えがあっていても、もっと詳しく細かいことも書かなければならないなど難しいようです。

EnglishはLiteratureと一般的にEnglishの二つに分かれています。私もよくわからないのですが、GCSE用の教科書(と言っても普通の読み物)がいくつかあって、その読み物を授業中にしっかり読み解いてポイントになるところを理解しておけばできる問題が2時間、そしてPoetryなどを分析していくタイプのものが2時間あります。もちろん高い英語力が必要ですが、いかに授業中きちんと聞いているかが大切なようです。

後は選択科目ですので科目によって違いますが、うちはデザイングラフィック、ART、ヒストリーの3つが選択科目で、ヒストリーは1時間か1時間半のテストが二つで一つのトピックに関して1時間のペーパーX2ということになります。こちらも英語と同じでよく授業を理解してわかりやすい英語で書かないといけません。

デザイングラフィックはこの科目に関するジェネラルな質問が2時間なので、問題集などをきっちりやっておけばだいたいわかるようなものらしいです。

ARTは5時間美術室に閉じこもり何か作品を描きます。

各教科の点によりA*、A,B,C,D,E,Fの点がつけられます。そして今回のテストと本番のテストを比べて、だいたいどれぐらいのポイントがとれるのか(Predict Point)と一緒に結果が知らされます。

模擬テストは自分の弱点がはっきりわかるのでこれからの勉強の仕方の参考になると思いますが、やはりこの年齢でテスト経験が少ないこと、塾などで効率良い勉強法を身につけることができないという点でなかなか手強いのではと感じました。

最後の追い上げ

GCSEの受験料の請求書が届きました。だいたい1教科450ドル前後でした。ところが日本語は特別なのか1000ドル以上していてびっくりしました。この受験料を払い込んでやっとエントリーできるようです。全部で5000ドル以上だったので、高いと言えば高いのですが、日本でも高校入試のときは受験料がかかるわけなので仕方ありませんね。

5月の始めのほうにミドルスクールの卒業式のような催しがありまして、それが終わるとあとはGCSEのテスト期間へなだれこみます。毎日学校へ行く必要はなく、家庭での勉強が中心になります。もちろんわからないことを聞くために学校へ行くことはできます。

3月の中ごろからはGCSEの復習中心に授業が行われており、学校で売られている過去問題集などを使ったり、あとは家庭学習が大切なようです。

Prom

5月の始めの方にPromPartyが開かれます。ミドルスクールの卒業パーティーということで、某有名ホテルのボールルームであるようです。この時期、どこの学校でもPromが行われるため、有名ホテルは各学校にProm用パッケージのオファーレターを送るようで、Promの実行委員会メンバー(生徒)は各ホテルに見学に行って最終的にどこで行うかを決めるということです。WISは既に決まっていて、あとは生徒達がProm用にドレスやタキシードを個人でオーダーするだけです。もちろんPromPartnerを決めるのに即席カップルが誕生したりするのは、私たちの修学旅行時期と同じだと思います。

娘はそんなパートナーはいないようなので、友達と一緒に参加するようです。女の子たちはアメリカのProm特集をくんでいるSeventeenなどの雑誌を持ってきて、ああでもないこうでもないと、ドレス談義に花を咲かせているようで、若い女の先生も一緒に加わって楽しいひと時を送っていたようです。ドレス代は高いのでどうしようかと頭を痛めていましたが、とりあえず中国、シンセンまで出かけて行って、イブニングドレスを娘の描いたデザインどおりに作ることができました。詳しくは日記を見てください。ドレスにあわせて靴、バッグ、アクセサリーなどもそろえ終わったので、あとはその日を待つのみです。気になるProm参加費用はいったいいくらなんでしょうか?どうもしっかりしたフルコースということできっとすごく高いんでしょうね。友達の中には、Prom当日にリムジンを借りてみんなで香港中をまわってからホテルに行く人、ホテルに部屋を借りて、そこでみんなで着替えようという案も出ていて、とにかくみな興奮状態が続いているみたい。

ART CORSE WORK & EXAM(6月5日更新)

アートのコースワークはFinal Pieceと呼ばれる、最終的にEXAMの作品としてどんな絵を描くかということを、わかりやすく一つのBookにしていき、これ自体がコースワークの作品となります。
もちろんEXAMのテーマはきまっていて、今回のテーマは"Safely Contained"です。

"Safely Contained"という言葉を聞いてどんなことを想像するでしょうか?インターネットや図書館の美術書などをもとに、この言葉と関係のあるような絵を選び出し、スケッチブックにはりつけて、それをもとに自分なりの絵を描いたり、どうしてその絵を選んだのかを言葉で表したりと、このスケッチブックはさまざまなアイディアであふれています。

娘はこの言葉から"Wrapped"という言葉をイメージしました。今度は"Wrapped"という言葉を元に最終作品のイメージを作り上げていきます。そしてその作品は最終EXAM(1日5時間X2)内に仕上げなければなりません。コースワークはこの最後の作品までの経過を的確に表現できていないとだめで、ぎりぎりになって1からやり直しと言われたクラスメイトもいたようです。

Final Piece:アクリル絵の具、普通の絵の具、パステル、チョーク、鉛筆など、好きなもので仕上げて良く。アートルームにあるものを使ってもいいし、そこになければ自分で外から買ってきたものを使って描いてもいいということです。

EXAM当日はアートルームでみな一斉に作品にとりかかり、それをアートティーチャーが見て周り、何か気づいた点は指摘してくれます。

FinalPieceはどのような作品になったのでしょうか?

彼女のコースワークを見た限り、絵を描くのを本当に楽しんでいるのだということがわかりますが、これはテストですから、好きだから良い評価がつくのではなく、きちんとした絵が得意な人のほうが絵が好きではなくても良い点がついたりして、アンフェアな世界だと愚痴っていました。でも好きだからこそ続けていけるわけなのでそう気にすることはないと思います。

GCSE終わってみて(7月1日)

5月の末から行われていたGCSEのFinal Examは6月末のHistoryを最後に無事終了しました。親も子もストレスいっぱいの2ヶ月だったと、5月、6月を振り返って思います。

テストは2年間習ったことが一気に出たのですごい疲れた。特に学年最初のほうで習ったことは忘れているものも多く、それを全般的に学習して完璧な状態でテストに挑むというのは、日ごろ、中間、期末テストがないだけに、学習方法がきっちり身についていない場合はかなりきついと思う。こちらは塾が一般的でないので、2年間の復習は旧正月の休み明けぐらいから授業の中で行われる。先生がすべての内容を網羅してうまく復習コースを作ってくれる場合は忘れていたようなことも思い出せるけれど、中には一度ぐらいしかふれておらず、そういうのがテストに出た場合はかなり戸惑う。

反省:テスト前にモックイグザムという模擬テストが何度か行われたので、その時にもっとまじめに取り組んでおけば良かった。

これは娘の感想と反省文ですが、「後悔先に立たず」という言葉を思い知る結果となりましたが、まあこれからASレベル、Aレベルとあるわけで、ここでの失敗をもう一度繰り返すことのないように祈ります。

2004年8月29日

GCSEの最後に一言

GCSEの結果が出ました。頑張ったと思えるものも、そうでないものもありましたが、ここまで来られたことを感謝しています。これからGCSEを受ける人に一言書くとしたら、もし良い成績を残すことに固執するのであれば、先生とよく相談して、子供が威力を一番発揮できる教科にしぼることが大切です。2年前、あるイギリス人にGCSEの選択について相談していたときに、「良いグレードでパスすることが大切なのだから、勉強したいことを優先させることはないのでは?」と言われたのです。確かに、子供が、あまり頑張らなくても良い成績がとれる科目を選んだ方が成績の見栄えはよくなります。しかし、成績がパッとしなくても子供が本当に勉強したいと思う教科を取ることのほうが将来を考えたときに生きてくるように感じるのです。娘も同じ考えのようです。最後までやり遂げるには好きでないとおもしろくないようです。でも成績にこだわるのであれば、そこのところを慎重に考える必要は確かにあると思います。

これが今回のGCSEから感じたことです。GCSEのカリキュラムについては素晴らしいです。ただちょっとつまづいたときに日本の塾のようなものがあればもっと楽だろうと思いました。

 

BBC Educationから (8月26日)

Top grades rising again for GCSEs

1999年からこっち、イギリスではGCSEの結果が毎年上がりつづけている。
イングランド、ウエールズ、北アイルランドの全受験者のうち、59.2%がA*〜Cをとっており、去年に比べて1.1%の伸びとなった。

女子が男子にくらべて今年も良い成績を上げており、この男女比の差をなくすための対策が急がれている。
フランス語、ドイツ語を取る生徒は増えていないけれど、数学、化学、物理を選択する生徒が増えている。

全体的な合格率は去年と変わらずA*−Gでの合格者は97.6%にとどまった。

女子の成績のほうが伸びているけれど、トップクラスでは女子の伸びよりも男子の伸びの方が良かった。

イギリス政府は数学、Scienceを取る生徒が増えていることを喜んでいる。
受験者が増えた科目は、Science,Math,PE 特にMathはA*−Cをとった生徒数が増えたことも喜ばしい。

しかし、Scienceの専門科達は、大学でScienceを学ぶ生徒が減っていることを心配している。

School Standards minister David Miliband said the results reflected the hard work of pupils and teachers.

文部大臣のDavid Milibandはこの結果は生徒と先生達がよく頑張ったことを表したと言っている。
もっと数学を選択して良い結果をおさめること、そしてもっと多くの生徒がScienceを取るように促すことは良いことだ。そしてわれわれは男女の差を早く埋められるように何か特別なプログラムを実行するつもりだ。

このギャップを埋めるためには、男子のGCSEへのモチベーションを高めないといけない。

フランス語(3.9%減)、ドイツ語(2.9%減)離れも大きな問題である。その反対にスペイン語(4.5%増)を選択する生徒は増えている。

地域によって結果に違いがある。A*−Cを取った人が北アイルランドでは69.4%、イングランドで58.7%そして、ウエールズでは60.7%と多少の開きがある。

今年人気のあった科目は?

*Math
*English
*English Literature
*Science:DoubleAward
*Design&Tech
*History
*French
*Geography
*Art
*ReligiousStudy

ということだ。

 

 

 



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